カテゴリ:香港映画( 5 )

注意!ネタバレかつボロクソに言ってます:『傷城』

金城武も粱朝偉も嫌いじゃない。『無間道』はよくできた作品だった。
だから期待してたんですけどねえ。

傷だらけでした。見終わった自分の期待もなにも。

犯人が示されたあとの謎解き。だから謎解きが主眼とはもとよりなりにくい。
男2人の心理劇であることは、わかる。
とはいえさらに観客を撹乱させることもなかったでしょうが。
ストーカーなんてあれ意味あったの?同姓同名ネタには失笑したよ。
都合よく偶然を重ねていってつくりあげたストーリー。
もう見てらんねえ。

だいたい二面性を表現するって難しいんだと思います。
どうしても片方がウソくさくなるのを免れ得ないから。
とはいえ、『無間道』の劉徳華は悪と狂気と苦悶をよく滲ませていたんですね。
ヘタに恋愛なんか絡むからウソくささ倍増だったんよね。『傷城』。

そもそも愛してなかった男が、それでも愛してしまって苦悶する、てんならまだしも、相手が「仇の実の娘ではない」と聞かされた途端、「いとおしくなって」豹変しちゃうんだもん。
ここでもうブチ切れですよ。

まあ金城クンの役どころにしたったって、都合のいい女を愛してしまって乾杯、な訳で。
いっそ、劉正煕こと陳偉強と対決してほしかったんだよな。

「トラウマ抱えて妻(彼女)がいとおしくて」展開で運命を背負った男たち、てのが、やはりハリウッドリメイクの格好のネタなんだろうよ。劣化2匹目のドジョウにならなきゃよいが。
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by meshikagen | 2007-07-16 20:57 | 香港映画

また感謝!

帰宅して某ソーシャルネットワークのサイトを見たらば、某さん(諸般の事情につき匿名)より、すんげーサイトの紹介メールが来てました。これで幻の作品が鑑賞できます♪。在庫切れでないことを切に祈ります。GETできて鑑賞したら、感想はまた後日♪
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by meshikagen | 2006-01-11 00:01 | 香港映画

『七剣』(キレまくりネタバレまくり注意)

「絶対、オススメできない」
「とにかく『七人の侍』の真逆だから」
「つか、村人全滅だから」

いや、事前にこんだけ酷評を聴いてて、それでも実際見てみないとなんともだしなあ・・・
アクション楽しんで帰ろうと思って、座ること2時間半。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
中だるみ、というか意味不明な場面が多い。
ツジツマ無視無視で「( ゚Д゚)ハア?」だらけ。
しかも後味最悪! すっきりしねーんだよ!

つか、なんすか。
・冒頭思わせぶり出てきたモヒカンねーちゃんに期待してみれば、たいした対決もせずあっさり倒されるし。

・村の危機を救いにきた七人衆が、「さてどーする?」といった場面で突然「夜明けの空は透明だ!」と書生が言い出し、みんなで意味もなく沙漠を駆けだしてひたすら夜明けをながめる場面ってナニ? ひょっとして原作じゃハズせないシーンなんすかそれ?

・いきなり村人青年とウマとの交流を見せられても。いやひょっとして原作じゃ(略)。せめて天山探索行のあたりで前振りに1シーンでもあれば、まだ意味あったかも。

・敵の内通者という、よくある、しかし緊張感を盛り上げる存在を作っておきながら、それが映画を殺すことになったしまったすね。

・そもそも洞窟の外に出ようとする者を「内通者」とみなして厳罰に処す設定にありながら、なんのおとがめもなく出入りするヒトたちって??

・内通者が正体不明の状態で、無断外出した仲間の救援に6人そろって、あっさり村人ほっといて敵アジトに向かう展開って?これ原作もそーなんすか?マジすか?

・そんでもって留守中村人虐殺が行われてしまった映像を見せられたあとに、ラストバトルなんか映されても、もはや観客は純粋に楽しめないっつの。

・せめてこれだけ、と唯一期待したクライマックスのアクションも、長尺の割にはイマイチ。確かにワイヤーに頼らない、地に足の着いたバトルは評価していいと思うが、もっと個人技を楽しみたかったなあ。

・狭い壁、火薬、めまぐるしい剣の奪い合い、素材がごろごろしている場面なのに活かされていない!他を見てなければドニーの場面もそれなりに「いい」と感じられたかも知れないが、『黄飛鴻』撮った監督の映画とは到底思えない!(号泣)。ホントに徐克作品なんですかコレ(涙滂沱)。

・終盤ドニーと黎明の場面過多は仕方ないと思うが、七剣のあとの面々が印象に残らないつくりってどーよ。大刀に振り回される村人青年はまだしも、村人少女の天瀑剣がねえ。序盤あれだけ使いこなしの難しさが強調されながら、ぜんぜん効果あげてないじゃん。ここでも素材を活かせてないツクリって(ふたたび泣)。笑顔を絶やさない男にも、身の軽い狼少年にも、もーすこしインパクト持たせりゃいいのに。それなりに働いてはいたけど、序盤の一騎当千感が尻すぼみ。

・くどいようだが、帰還した七人を村人「全員」で迎えて欲しかった。子供達が留守を救いました展開でもいーから。もっともあんな状況じゃ、裏切った七人なんぞタコ殴りにされてもおかしくないが。

・いやさ千歩譲って、子供達と先生が「残された希望」展開でもよしとするなら、それはそれで七人側にも大きな犠牲出てないと釣り合わないんじゃないか?あー、そーするともしかして原作と矛盾するんすか? てか、続編でもつくろっての??ガクガクブルブル。

とまあ、なんだかここまで腹の立つ映画も久しぶりでした。『十面埋伏』以来だなあ。構成めちゃくちゃ。説得力ゼロ。多少矛盾点があっても画像的におもしろい場面でもあれば評価するけど、今回それも皆無。

やはり『黄飛鴻之男児當自強』の監督って同姓同名の別人だったんですかねえ(大泣)。
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by meshikagen | 2005-10-02 05:22 | 香港映画

『旺角黒夜』

25日にキネカ大森で見てきました。傑作です。

ちょうど、『PTU』と好対照な映画でしたね。
どちらもダレてナレアイな警察と、持ちつ持たれつなヤクザどもの話。どちらも繁華街で起きた一夜の出来事。

しかしながら、『PTU』は尖沙[口且]、『旺角黒夜』は文字通り旺角が舞台。そして『PTU』がバナナネタだったり背中にナイフつきたてたまま逃走して車運転したりするマンガチック展開なのに比して、『旺角黒夜』は徹頭徹尾シリアス。

まして主人公、悲しすぎます。

親戚の手配で、大陸から出てきた来福(主人公)。ウデは確かな殺し屋なんだけど、純朴そのもの。仕事そっちのけで、ふと乱暴者から助けてやった大陸出身の娼婦といっしょに、香港に来ているはずの恋人を追うのだが・・・・。

登場人物でマトモなのは実はこの青年と娼婦だけなんですね。あとはもう、情けないというか。対立する組長を始末するのに斡旋業者に人材を委託する組長。ゼニ儲けのためなら雇った刺客さえ警察に売りかねない斡旋業者。やるきゼロな上に事件の偽装工作までやるベテラン刑事ども。

そしてクリスマスの夜、惨劇が起こる。

張り巡らされた伏線を鮮やかに収斂させ、笑いで締めくくった『PTU』とは対照的に、ひたすら苦く、香港の正体を暴き出すような結末。最後、おいらは泣きました。

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2005年06月28日00:37 KDKさん:

かなり興味をそそられる内容ですね、機会があれば見に行きたいです。

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2005年06月28日00:48 飯香幻

とりあえず、血まみれ注意報。まあ幇会メンバーなら心配無用でしょう。上映している映画館が少ないのがネックですね。
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by meshikagen | 2005-06-27 23:47 | 香港映画

「ワシはパイメイではない」

実は日記をつけるのが初めてだったりします。
プロフィールの写真、おそまきながら貼りました~♪

で、写真のコイツですが、『キルビル2』でお馴染みの白眉道人に似てるけど違うヒトです。

『洪文定三破白蓮教』の白蓮道人。白眉道人の兄弟子です。演ずるのは羅烈監督。あー『洪煕官』でパイメイやってたヒトですね。パイメイといえば、敵が5歩歩くと心臓停止を起こしてしまう必殺拳の持ち主として知られつつありますが、あれはキルビルネタ。元祖は『洪文定三破白蓮教』白蓮道人の「百歩追魂掌」。主人公洪文定(劉家輝)はこれで危うくなります。もっと弱い庶民向けには七歩バージョンもあります。

「わしはパイメイではない!」
劇中、ホントに言ってます。冒頭でパイメイvs洪文定対決シーンがあるのに、ひっかけているのよね。

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2005年06月12日14:50 空心菜さん:

こんにちは。早速飛んで参りました(笑)
今ちょうどショウブラ『洪煕官』を見終えました。
なんて良いタイミングなんでしょう!
中国語で見たので、あまり理解できませんでしたが面白かったです。
『洪煕官』と言う題名なのに息子の方が強いんですね;
ねずみに感謝と言った所でしょうか(笑)
白眉は黙ってると怖いのに得意技(?)がアレなので見ていて笑えました。
DVDのオマケ映像に”洪拳三路”が収録されていて得した気分になりました。

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2005年06月12日19:34 飯香幻
を。いらっしゃーい。
>『洪煕官』と言う題名なのに息子の方が強いんですね;

パパ立場ないよー。つかガンコすぎだよー。

>白眉は黙ってると怖いのに得意技(?)がアレなので見ていて笑えました。

キルビルファンなら、コレとか白蓮道人とか必須でしょう。
やはり『万年青』まで押さえなきゃダメかな・・・あのワザも出てくると言うし・・・。

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2005年06月12日20:43 イチヨウさん:

こんにちは。足あとをたどって参りました。
ショウブラコミュご参加ありがとうございました。

我ながらマニアックに暴走する節もありますが、なにとぞよろしくお願いします。『洪文定三破白蓮教』はオープニングから燃えますね。

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2005年06月12日20:53 飯香幻

をを。熱烈歓迎でございます>イチヨウさん
ショウブラコミュには今後とも御世話様になりますです。
姜大衛、狄龍、傅声・・・そそ。こーいったヒトたちが日本でもっともっと知られるべきなんですよね。

>『洪文定三破白蓮教』はオープニングから燃えますね。

まさか白眉バトルから始まるとは思わなかったです! 羅烈、見せてくれますねえ。ストーリーの運び方とかウマイす。

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2005年06月19日10:26 momoさん:

こんにちは。

最近のカッコつけすぎる香港映画について行けない(『グリーンディスティニ-』とかからダメ)ので新しいジャンルを知ることが出来てとても喜んでいます。

香港に居たとき、10HKDのVCDとか買いまくったのに何でショウブラ作品入ってなかったんだろ? 多分ジャケが地味だったからかな?

『洪煕官』今日あたりビデオ屋で探してきます。洪煕官と言えば洪家拳ですよね。馬歩で人差し指立てつつ両手を前に出して「ハァーーー」って動作ありましたよね?

今後ともよろしくお願いします。
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2005年06月19日16:26 飯香幻

momoさん:
こちらこそ、よろしくお願いしますです。香港に居たそうですが、いつごろのコトでしょう?自分は87~90年8月ですが。

>洪煕官と言えば洪家拳ですよね。馬歩で人差し指立てつつ両手を前に出して「ハァーーー」ってと

自分は武術に詳しくないですが、人差し指立て両手出し「ハァーーー」は、DVDのおまけ影像でよく見ますね。

>何でショウブラ作品入ってなかったんだろ? 

リマスターがごっそり発売になってのは、一昨年くらいからじゃなかったでしたっけ。

>カッコつけすぎる香港映画

賛否両論ですねー。体術と技術が相乗効果でイイ方向に作用すればCGバリバリでも割とOKなのですが(『臥虎蔵龍』はキライじゃないですし)。下町臭を排除した『夕陽天使』のような路線も今後は伸びていくのでしょう。

でも、70年代の体当たり感や、張徹監督モノの男臭さも捨てがたいものですね。
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2005年06月20日10:19 momoさん:

めしかげんさん
私は、2000年-2001年に交換で中文大学に居ました。確か91年に一度昆明から香港に抜けたこともあります。80年代の香港を見られているのは、とってもうらやましいです。

>リマスターがごっそり発売になってのは、一昨年くらいからじゃなかったでしたっけ。
そうなんですか。あんまし熱心な映画ファンではないので知らなかったです。でも、『一代女皇』の潘迎紫の出ている映画が『邵氏獲選名片套裝 』に入っているので、購入する予定です。張徹監督の作品も入っているようなので、楽しみです。

カッコつけすぎるってのは、ビジュアル重視のあまりちょっとストーリーが弱いかなーと感じている程度です。『英雄』の秦軍の「大風!大風!大風!」にはコロッとやられました。(笑)

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2005年06月23日06:23 飯香幻

潘迎紫・・・・えーっと(検索中)、あー。ジミー先生の○○を××したヒトですね。すんません自分この程度ですよ(笑)。

>カッコつけすぎるってのは、ビジュアル重視のあまりちょっとストーリーが弱いかなーと感じている程度です。

例えば『十○埋伏』とか・・・でしょうか。アクションに徹するか3人の心理をもっと掘り下げて丁寧に描くか、どっちかにしてほしかった(泣)。もっともズボンをおろさないあたりにケチをつける自分も自分ですが。
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2005年06月23日22:37 momoさん

めしかげんさん:
『十○埋伏』ズバリです。○○・××とっても聞きたいです。パイメイからどんどん離れてすみません。もしよろしければ、次回の関東幇会参加させてください。
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2005年06月24日00:08 飯香幻

momoさん:
関東幇会に入会されるなら、まずココに加入手続きをとって頂くことになります。
(略)

さらに幇主吉梨どのにも御挨拶するコトを強く推奨いたしますですよ。

>○○・××
ネタバレ厳禁なので(笑)。ジミー先生御本人のコトというより、『獨臂刀』ネタですね。
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by meshikagen | 2005-06-12 23:31 | 香港映画