映画オールタイムベストテン!!

なんだか面白そうなのでこんな企画に乗っちゃいました。

1. 『青い凧』(藍風筝) 1993中国 田壮壮監督 呂麗萍、易天、張文瑶、陳小満主演

政治がタチ悪いのは、誰かさんの「晩年の誤り」なんかに帰するモノなんかじゃない。
誰がわるいわけではないのに、誰もがお互いに首を絞めあう。
明確な教条と見えないルールとがお互いをがんじがらめにする。
そんな仕組みそのものを作り上げること。
少年は大切なひとを次々失いながら、しかし心に何かを溜めていく。
眼に映るのはもはや舞い上がることも手元に置かれることもない、破れた凧。
ストーリーを語るのではなく、映像を重ねることで、少年の見た世界を懸命に伝えようとした監督は、その後十年の沈黙を余儀なくされた。

2. 『おもちゃ』(小玩意) 1933中国 孫瑜監督 阮玲玉主演
この作品の名シーンは3つ。
1)泣きじゃくる子供の涙を母親が指で弾く。うん、ほほえましい。
2)母の涙を瀕死の娘が微笑んで指で弾き、事切れる。
文章で書くとなんだかあっさりだが、阮玲玉(母親)と李莉莉(娘)の演ずるこれは、おいらの中では屈指の名シーン。
3)運命に翻弄されて気がふれた老女阮玲玉が、爆竹と空襲を聞き間違え、あわてふためいて周囲の人々に避難と抵抗を呼びかけまわるラスト。彼女の焦燥は怒りへと変わり、いつしか人々も巻き込まれていく。おそらくは観衆すら巻き込んでいったんじゃないかと思うほどの迫力だ。

3. 『ドラゴンへの道』(猛龍過江)1972香港、李小龍監督・主演
異郷で同胞のために身体を張るお兄さんというパターンは、『唐山大兄』と同じだし、構図的には『精武門』も似たようなものだが、やはりこれはボディー・ランゲージが印象に残る。
余談。旅行中、コロセウムで猫を見かけた際に思わず写真撮っちゃったのは、なんだか心の隅にこの映画が残ってたせいですね。
   
4. 『少林三十六房』 1977香港 劉家良監督 劉家輝主演
とにかく修行時代が楽しい。
そして後半、三徳和尚の呼びかけに応じ、南少林伝説を彩るメンバーが一人また一人と結集していくのが楽しい。だからあの日本語字幕、さっさと何とかしてほしい(まだ言ってる)。
 
5. 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地大乱』(黄飛鴻之男兒當自強)
1992香港 徐克監督 李連杰主演
李連杰が舞う!・・・え?ドニーも主演だろって?  

6. 『片腕カンフー対空とぶギロチン』(獨臂拳王大戦血滴子)1975台湾、王羽監督・主演
『片腕ドラゴン』と比べてもこっちに軍配があがります。
どーみてもそー見えないインド人も、唾ぺっぺのムエタイボクサーも、「参考にされる」無刀流のサムライも、愛すべきヤラレ役です。
ギロチン爺も素敵な敵役です。
でも一番のワルは壁をすたすた歩く重力無視の片腕センセイだということは衆目一致だよね、ね?

7. 『英雄十三傑』(十三太保)(1978香港 張徹監督、狄龍・姜大衛主演)
『新獨臂刀』とどっちをランクインさせるか、迷った挙句、こっち!!
颯爽と登場する若武者姜大衛が、張徹監督の過酷な美学に翻弄され、兄弟愛と裏切りの狭間で血みどろになって砕け散る!
んー。それ言っちゃうと、『刺馬』もそーなんだけど。

8. 『グリーンデスティニー』(臥虎蔵龍)2000中国・アメリカ 李安監督 周潤發・楊紫瓊主演
ワイヤーって凄い!とゆーのを素直な気持ちで鑑賞できた作品。
楊紫瓊vs章子怡のシーンだけでも御飯三杯いけちゃいます。
鄭佩佩については『大酔侠』もあわせて見たい。

9. 『カンフーハッスル』(功夫)2004香港 周星馳監督、主演
香港に文化が無いなんて、誰が言った??
重層的にぎっしり積み込まれた武侠ネタや古の映画ネタの数々が強烈なスパイスとなって我々に楽しく襲いかかる!残念だが異文化に育ったおいらは、まだまだその半分も味わえていないかもしれない。
でも、そんなの関係ねーっちゃねーんです。
頭を空っぽにしても、予備知識無くっても、喜怒哀楽ぜんぶ感じるから名画なんだ!

10. 『酔拳』1978香港 袁和平監督、成龍主演
八仙だし、黄飛鴻だし、なんといっても赤鼻袁小田はぼくらの心の師匠です。

あー。番外編に入れたいお気に入りがまだまだあって困る~。
[PR]
by meshikagen | 2007-12-14 02:29 | その他映画
<< 年に一度のカキコミ。2008年... 回来了 >>