『旺角黒夜』

25日にキネカ大森で見てきました。傑作です。

ちょうど、『PTU』と好対照な映画でしたね。
どちらもダレてナレアイな警察と、持ちつ持たれつなヤクザどもの話。どちらも繁華街で起きた一夜の出来事。

しかしながら、『PTU』は尖沙[口且]、『旺角黒夜』は文字通り旺角が舞台。そして『PTU』がバナナネタだったり背中にナイフつきたてたまま逃走して車運転したりするマンガチック展開なのに比して、『旺角黒夜』は徹頭徹尾シリアス。

まして主人公、悲しすぎます。

親戚の手配で、大陸から出てきた来福(主人公)。ウデは確かな殺し屋なんだけど、純朴そのもの。仕事そっちのけで、ふと乱暴者から助けてやった大陸出身の娼婦といっしょに、香港に来ているはずの恋人を追うのだが・・・・。

登場人物でマトモなのは実はこの青年と娼婦だけなんですね。あとはもう、情けないというか。対立する組長を始末するのに斡旋業者に人材を委託する組長。ゼニ儲けのためなら雇った刺客さえ警察に売りかねない斡旋業者。やるきゼロな上に事件の偽装工作までやるベテラン刑事ども。

そしてクリスマスの夜、惨劇が起こる。

張り巡らされた伏線を鮮やかに収斂させ、笑いで締めくくった『PTU』とは対照的に、ひたすら苦く、香港の正体を暴き出すような結末。最後、おいらは泣きました。

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2005年06月28日00:37 KDKさん:

かなり興味をそそられる内容ですね、機会があれば見に行きたいです。

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2005年06月28日00:48 飯香幻

とりあえず、血まみれ注意報。まあ幇会メンバーなら心配無用でしょう。上映している映画館が少ないのがネックですね。
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by meshikagen | 2005-06-27 23:47 | 香港映画
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